「アゴダで予約した領収書、インボイス登録番号が書いていない……」
と焦っていませんか?
結論からお伝えすると、アゴダがサイト上で発行する領収書は、日本のインボイス制度には対応していません。
せっかく安く予約できたのに、会社で経費精算が認められなかったり、消費税の控除が受けられなかったりしては、ビジネス利用としてのメリットが半減してしまいますよね。
この記事では、アゴダで確実にインボイスを入手するための「決済方法の鉄則」と、具体的な発行手順を解説します。この記事を読めば、出張で失敗しないための守り方が完璧にマスターできるはずです。
アゴダの領収書はインボイスに非対応

適格請求書を発行できない理由
アゴダを運営する「Agoda Company Pte. Ltd.」はシンガポールに本社を置く法人です。日本における「適格請求書発行事業者」の登録を行っていないため、アゴダ名義で発行される書類には登録番号を記載できません。
これはアゴダに限らず、Booking.comやExpediaといった海外予約サイトに共通する仕様であり、日本の税制上の制限によるものです。
サイト決済では登録番号が付与されない
予約時にクレジットカードなどで「今すぐ支払い」を選択した場合、代金の受領者はアゴダとなります。この場合、発行されるのはアゴダ名義の領収書となり、登録番号は記載されません。
アゴダのインボイスが必要なら「現地決済」が鉄則

現地決済なら宿泊施設からインボイスが発行される
「現地決済」を選べば、支払いの相手先は日本のホテルになります。ホテル側が適格請求書発行事業者の登録をしていれば、チェックアウト時にフロントで受け取る領収書は、正真正銘の「インボイス」に。
アゴダのサイトを経由していても、国内ホテルであれば問題なく税制上の要件を満たすことができるため、ビジネス利用ではこの方法が唯一の正攻法です。
予約時に「現地でお支払い」プランを絞り込む
検索結果画面で確実に現地決済プランを見つけるには、フィルター機能を活用しましょう。検索後の「絞り込み条件」にある「お支払い方法」の項目から「現地でお支払い」にチェックを入れます。
個別のプラン詳細に「予約時に支払い不要」や「宿泊施設へ直接お支払い」と明記されていることを確認してください。現地決済プランはキャンセル規定が柔軟な場合も多く、急な予定変更が多い出張時にも適しています。
アゴダのインボイス・領収書を発行する手順
1.パソコン(Web版)から発行する手順

サイト決済の場合、チェックアウト後にマイページの「予約照会」から発行可能です。該当する予約を選択し、「領収書を発行する」をクリックします。
重要なのは、発行ボタンを押す前に必ず宛名を確認することです。デフォルトでは予約者名になっていますが、会社名が必要な場合はその場で編集して保存する必要があります。一度PDFとして生成されると、後からの修正が難しいため慎重に操作しましょう。
2.スマホアプリから発行する手順

アプリ版でも同様に、画面下の「予約」タブから過去の宿泊履歴を選択します。「詳細を表示」をタップし、下部にある「電子領収書を送信」を選択してください。
登録したメールアドレスにPDF形式で領収書が届きます。アプリ版は操作が簡略化されていますが、宛名の住所や会社名の入力漏れが発生しやすいため、送信前の確認画面で「領収書情報の更新」から必要な項目がすべて埋まっているかチェックしてください。
【比較表】アゴダの支払い方法別インボイス対応の違い

| 項目 | サイト決済(前払い) | 現地決済(宿泊施設へ支払い) |
| 発行主体 | アゴダ(外国法人) | 宿泊施設(ホテル・旅館) |
| インボイス(登録番号) | なし(対応不可) | あり(施設が登録済みの場合) |
| 受取方法 | アゴダのマイページからDL | ホテルのフロントで直接受取 |
| 消費税の仕入税額控除 | 原則不可(経過措置のみ) | 可能 |
| 宛名変更 | 発行時にシステム上で変更可 | 精算時にフロントで依頼 |
アゴダでインボイス・領収書を扱う際の注意点

1.宛名変更は発行画面で行う
アゴダの領収書は、発行手続きの際に「領収書詳細の更新」という項目から宛名や住所を自由に編集できます。多くの人が「プロフィール名」が反映されると思い込みがちですが、実際には発行の都度、会社名を指定することが可能です。逆に言えば、ここで入力を怠ると個人のフルネームで発行されてしまい、経費精算で差し戻される原因になります。必ず「送信」ボタンを押す前に会社名を入力したか確認しましょう。
2.海外ホテルは日本のインボイス対象外
海外出張で現地のホテルを利用する場合、その取引は「国外取引」に該当し、日本の消費税は課税されません。したがって、日本のインボイスを気にする必要はなく、アゴダが発行する通常の領収書や現地のレシートで経費精算が可能です。
インボイス対応を気にする必要があるのは、あくまで「日本国内のホテルに宿泊する際」だけであることを覚えておくと、混乱を防ぐことができます。
3.ビジネス利用なら「Agoda Business」の活用も検討
法人の出張管理を効率化したい場合は、専用の「Agoda Business」プログラムへの登録も一つの手です。出張者ごとの予約一括管理や、ビジネス向けの特別割引が適用されるメリットがあります。
ただし、ここでも「サイト決済」を選んでしまうとアゴダ名義の領収書になる点は変わりません。会社としての支払規定と照らし合わせ、現地決済を優先する運用ルールを社内で共有しておくことが、トラブルを防ぐ近道です。
アゴダのインボイスに関するよくある質問

Q1:アゴダの領収書に登録番号(Tから始まる番号)は載っていますか?
回答:いいえ、載っていません。アゴダはシンガポールの法人のため、日本のインボイス制度には非対応です。
Q2:予約確定後でも支払い方法を「現地決済」に変更できますか?
回答:変更できません。一度キャンセルして予約し直す必要がありますが、キャンセル料が発生する時期でないか必ず確認してください。
Q3:インボイスがメールで届かない時の確認方法は?
回答:マイページの「予約照会」から手動で再送やダウンロードが可能です。届かない場合は、迷惑メールフォルダや登録アドレスの不備を疑ってください。
Q4:宛名を会社名にすることは可能ですか?
回答:可能です。領収書の発行画面にある編集フォームから、会社名や所在地を自由に入力して発行できます。
こちらの記事が参考になります。
アゴダの領収書を発行する方法!宛名変更や出ない時の対処法
アゴダのインボイスは決済方法選びが重要

アゴダを利用して国内出張の経費精算をスムーズに行うためには、「現地決済」を選択してホテルからインボイスを受け取るのが最も確実な方法です。サイト決済を選んでしまうと、アゴダ発行の領収書(登録番号なし)しか入手できず、税務上の処理が複雑になってしまいます。
予約時に「お支払い方法」をしっかり確認し、用途に合わせたプラン選びを徹底しましょう。