
中国旅行や出張で、インターネットの準備はできていますか?SIMカードの入れ替え不要なeSIMは非常に便利ですが、中国では「ちゃんと繋がるの?」と不安になりますよね。
この記事では、中国本土で利用可能なおすすめeSIMを7つまとめました。短期滞在の3日間・5日間・1週間プランの料金比較や選ぶ際のポイントも解説します。この記事で設定の方法を覚え、快適な中国旅行を実現させましょう!
中国のeSIMとは?

eSIMとは、Embedded(埋め込み) SIMという意味です。従来の物理的なSIMカードと異なり、内部に組み込まれている電子的なSIMのこと。日本では2018年にeSIM対応端末が導入され、以降は利用者が急増中。
従来のSIMカードは物理的に挿入する必要がありましたが、eSIMはそのような面倒な手間は一切不要です。スマホ内にQRコードをダウンロードするだけで、中国で自由にインターネットに接続可能。まさに、中国旅行で必要な「新常識アイテム」といえます。
比較 | eSIM | SIMカード |
SIMの差し替え | 不要 | 必要 |
申し込みから利用開始 | 最短当日 | 3~5日 |
対応機種 | 対応機種が少ない | 対応機種が多い |
申し込み後のキャンセル | できない | できる |
中国eSIM料金の目安|3日間・5日間・1週間

中国旅行でのeSIM料金は滞在日数によって異なりますが、一般的に以下のようになっています。
3日間プラン
- 少量データ(1GB未満):約400円~700円
- 標準データ(1-3GB):約600円~1,200円
- 大容量(5GB以上):約1,000円~1,800円
5日間プラン
- 少量データ(1-2GB):約700円~1,300円
- 標準データ(3-5GB):約1,200円~2,000円
- 大容量(8GB以上):約1,800円~2,800円
1週間プラン
- 少量データ(2-3GB):約900円~1,800円
- 標準データ(5-10GB):約1,600円~2,800円
- 大容量(15GB以上):約2,500円~4,000円
中国のeSIM料金はデータ容量や通信速度制限の有無、サポート体制などによって変動します。短期なら3-5GB程度、長期滞在や動画視聴が多い場合は、無制限プランがおすすめです。
失敗しない中国のeSIMを見極めるポイント3つ

1.料金が安いか
料金プランは単に安いだけでなく、すべてのバランスが大切です。まず、1GBあたりの単価を計算して比較しましょう。例えば、7日間5GBで1,500円なら1GB当たり300円です。
安すぎるプランは通信品質が悪かったり、隠れた費用があったりする可能性もあるかも。期間と使用予定のデータ量に合わせて、コスパの良いプランを選びましょう。
2.口コミの評判が高いか
実際に使った人の評価は信頼性の高い情報源です。旅行サイトやSNS、アプリストアのレビューをチェックしましょう。特に「通信の安定性」「実際の速度」「アプリ制限の有無」についての口コミに注目です。
「中国でLINEが使えた」「Google検索ができた」など具体的な体験談があれば、より信頼できます。星の評価だけでなく、コメント内容もしっかり読むのがポイントです。
3.カスタマーサポートが24時間あるか
中国では時差の問題や予期せぬトラブルが発生することもあるでしょう。そんなとき、24時間対応のサポートがあれば、中国滞在中でも安心。日本語対応がある、チャットや電話サポートがあるeSIMを選びましょう。
また、実際の対応の早さも重要です。口コミで「問い合わせたら30分で解決した」などの情報があれば参考になります。
中国旅行でおすすめeSIM7選
1.Trip.com

Trip.comは、200以上の国と地域に展開している世界最大の旅行サイトです。中国のeSIMは1日〜30日間のプランがあり、データ容量も細かく選べる点がうれしいですね。
しかも24時間日本語サポートがあるので。初心者でも安心。eSIMの設定以外にも「旅の困った」を気兼ねなく相談できる点がTrip.comの強みです。
→Trip.comのeSIMはこちら
2.World eSIM

引用:World eSIM
中国への旅行・出張向けeSIMなら、World eSIMがおすすめです。200以上の国と地域でご利用可能。World eSIMアプリを使えば、データ利用量・購入履歴の確認はもちろん、領収書の発行もできます。
利用料金から法人の特別割引が適用されるケースもあるので、海外出張が多いビジネスマン向けのeSIMといえるでしょう。
→World eSIMのeSIMはこちら
3.トリファ

引用:トリファ
トリファは、世界200ヵ国の「eSIM」が購入できる安心の会社です。24時間日本語対応のチャットサポートもあるので、eSIMが初めてでも安心。使用期間は3日間~60日間で選べます。
もしもうまく設定できないときは、「あんしんキャンセル」に加入すると、理由を問わず自由にキャンセルできる点も人気です。
→トリファのeSIMはこちら
4.airalo

引用:airalo
airaloは2019年に設立された、世界初のeSIMストアです。2024年3月時点でユーザーは1000万人以上。通信エリアは200か国と地域で使えます。
2025年4月現在、1日のみの1GBがウェルカムeSIMとして無料。eSIMが完全に初めてという方のために、お試しで使ってみましょう。
→airaloのeSIMはこちら
5.Nomad SIM

引用:Nomad SIM
Nomad SIMは世界190カ国以上で使えるグローバルなeSIMです。Nomad のトラベル eSIM で 5G/4G/接続なので通信速度が速く、オンラインゲームやビデオ通話も快適に楽しめます。
料金の目安は、7日間/1GBで約4アメリカドル~。短期滞在でも長期旅行でも、豊富なプランが選べます。
→ Nomad SIMはこちら
6.TRAVeSIM

引用:.TRAVeSIM
TRAVeSIMは、1つの国で使える単国プランと複数の国で使える周遊プランをご用意しています。周遊プランは乗り継ぎの空港や日本で確認が出来るので、慣れない方にピッタリ。
365日24時間安心の日本語サポートもあり、年間2万人以上の利用実績があります。
→TRAVeSIMはこちら
7.Holafly(オラフライ)

引用:Holafly
HolaflyのeSIMは、中国旅行のスケジュールに合わせて1日単位で選べます。短期旅行から長期滞在まで対応可能なので、無駄なくプランをカスタマイズできます。
しかも、1日あたり最大500MBのデータ通信を一緒に旅行しているメンバーと共有できます。24時間カスタマーサポートもありますので、お気軽にお問い合わせください。
→Holaflyはこちら
中国eSIMの使い方・設定方法5STEP

ここでは、Trip.comのeSIMの使い方・設定方法を5つにわけて解説していきます。ひとつずつ、クリアしていきましょう。
STEP1:機種に対応しているか確認する
中国のeSIM製品を購入する前に、お使いの携帯電話がeSIMに対応しているかどうかを確認してください。eSIMは商品によって対応している機種が異なるからです。
この記事では、中国旅行に強いTrip.comのeSIM対応機種一覧を紹介します。最新のiPhoneから人気のSamsungシリーズ、Google pixelまで幅広く対応していますので、お手持ちの機種名があるかどうかご確認ください。
対応機種一覧はこちら
STEP2:購入画面で希望の日付・容量を選ぶ
次に、購入画面から希望の日付とeSIM容量を選びましょう。たとえば、2泊3日の中国旅行なら3日間がおすすめです。
容量はインターネットをどれくらい使うかによりますが、一般的なメールやSNSの投稿、小時間の動画を見るくらいなら、1日あたり1GB~2GBあれば充分でしょう。選択後、今すぐ予約ボタンをクリックしてください。
STEP3:連絡先を記入する
次に、eSIM購入にあたって必要な連絡先を記入してください。とくに、メールアドレスは間違えないように注意しましょう。間違ったアドレスを登録すると、eSIMのQRコードが届きません。
記入後、予約ボタンをクリックします。
STEP4:eSIMをインストールする
読み込む前にスマートフォンのホーム画面の「設定」を開き、モバイル通信(IOS)あるいはSimカード管理(Android)を選択してください。モバイル通信プランを追加(ios)、あるいはSimカード管理(Android)をタップし、モバイル通信のインストールに同意が必要です。
その後、登録したメールにeSIMのQRコードが届きますので、お手持ちのスマートフォンで読み込みましょう。“Welcome to Billion Connect!”とポップアップが表示されたら「OK」をタップ→設定完了です。
中国用eSIM(見本)
iPhoneの場合
iPhone を使用している場合は、次の手順を実行します。
- eSIM を eSIM 対応デバイスに追加するには、[設定] -> [モバイル/モバイル] -> [モバイル/モバイル プランの追加] に移動します。
- 受信したQR コードをスキャンします。「認証済み携帯電話プラン」という小さなポップアップが表示されたら、「OK」をクリックしてください。
androidの場合
androidをデバイスに追加するには、次の手順を実行します。
- [設定] -> [ネットワークとインターネット] -> [モバイルネットワーク] -> [詳細設定] -> [キャリア] -> [キャリアの追加] に移動します。
- 受信した QR コードでキャリアを追加します。 「電話番号が追加されました」という小さなポップアップが表示されたら、「完了」をクリックしてください。
- これで完了です。デフォルトでは、eSIM は有効になります。
STEP5:データローミングをオンにする
中国に到着したら、データローミングをオンにしましょう。しばらくすると、インターネット通信ができます。ネットワークに接続されない場合は、機内モードをオンオフの切り替え、あるいスマートフォンを再起動してください
中国用eSIMの設定は以上です。
もしも、使い方でお困りごとがございましたら、Trip.comの24時間サポートにご連絡ください。メールに以下のようなボタンがございますので、チャットにて対応させていただきます。
カスタマーサービスのメールアドレス: bc_support02@weitaige.com
中国eSIMにおける注意点

中国ではインターネット規制があるので、人気のアプリ(LINE、Instagram、Googleなど)が使えないことが多いです。VPNアプリを事前に入れておくと便利ですが、全部のVPNが機能するわけではありません。
通信速度は都市部では速いですが、地方では遅くなることも。データ容量を使い切ると追加料金がかかったり、速度制限されたりするので使用量に注意しましょう。事前に設定方法を確認して、困った時のサポート先も控えておくと安心です。
中国でeSIMを使うメリット・デメリット

メリット
中国旅行でeSIMを使う最大のメリットは、物理的なカードがないことです。紛失や破損の心配は一切ありません。従来のSIMカードは小さくて無くしやすく、取り付け時に落としてしまうこともありましたが、eSIMならそんな心配は無用です。
さらに、デュアルSIM機能を活用すれば、日本のSIMと中国のeSIMを同時に使えます。これにより、日本の電話番号を維持しながら中国でデータ通信ができるので、LINEやメッセンジャーでの連絡がスムーズ。複数国を巡る旅行でも、その都度SIMを入れ替える手間がなく便利です。
デメリット
eSIMのデメリットは、すべての端末がeSIMに対応しているわけではないこと。とくに、古い機種や安価なモデルではeSIMが使えない場合が多いので、事前にスマホが対応しているか確認が必要です。
また、eSIMは複数の端末で共有できません。友達と一緒に使ったり、スマホとタブレットを切り替えて使ったりすることができないのは不便です。多くのeSIMプランは電話番号がついていないか、別料金となっています。そのため、現地のレストラン予約やホテルへの連絡など、通話が必要な場面では不便を感じるかもしれません。
▼eSIMのメリット・デメリット▼
メリット | デメリット |
到着後すぐにネットが使える | •対応機種が限られている |
紛失や破損の心配がない | •複数の端末で共有できない |
複数の国訪問時もSIM入れ替えの手間なし | •電話番号が付属していない場合が多い |
eSIMがあれば中国旅行はもっと楽しい!

中国旅行を計画しているなら、eSIMは間違いなくあなたの必須アイテムです。中国を最大限に楽しむためには、インターネットは欠かせません。ぜひ、次世代の新アイテムとなるeSIMを使って、中国を思いっきり満喫しましょう。
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