Trip.comで航空券を予約する際、決済画面で目にする「エアフレックス」。LCCなどの格安航空券を検討している方にとって、このオプションを付けるべきかどうかは大きな悩みどころです。
結論から言うと、「予定が変わる可能性がある」「LCCだけどキャンセル無料の安心が欲しい」という方には必須のオプションです。
この記事では、エアフレックスの仕組みから、意外と知られていない注意点まで、利用者の視点で詳しく解説します。
Trip.comのエアフレックスは最強の保険

Trip.comの「エアフレックス」は、キャンセルに高い手数料がかかる航空券に対して、柔軟性を持たせる有料オプションです。特長は、航空会社が定める厳しいルールではなく、Trip.com独自のサービスとして「自己都合のキャンセル・変更」を許容してくれる点。
最安値チケットなどは「払い戻し不可」が一般的ですが、エアフレックスを付帯させることで、出発の2時間前という直前まで、1回に限り無料でキャンセルや変更が可能になります。
急な仕事の入りや体調不良など、旅行者側の個人的な理由でも航空券代金が守られるため、不確実な予定でも安心して予約を進める「最強の保険」と言えます。
エアフレックスを利用する3つの大きなメリット
エアフレックスを付帯させることで得られるメリットは、単なる返金対応だけではありません。旅行の質を左右する「安心感」と「優先度」が格段に向上します。
1.出発2時間前のキャンセルが無料

エアフレックス最大の武器は、出発のわずか2時間前までキャンセルを受け付けてくれる点です。一般的な旅行保険プランでは前日までや数日前までの制限がある中、空港に向かう途中のトラブルでも対応できるのは驚異的な柔軟性です。
この「2時間前」というデッドラインのおかげで、当日の急な発熱や交通機関の乱れによる乗り遅れリスクに対しても、金銭的なダメージを最小限に抑えることが可能になります。
2.LCCの予約変更が自由になる

ピーチやジェットスター、エアアジアといったLCCは、安さと引き換えに変更不可、あるいは高額な手数料が設定されています。しかし、エアフレックスを適用すれば、これらのLCCチケットであっても「1回無料」で日程変更ができるようになります。
プロの視点で見ても、LCC利用時の最大の懸念点である「柔軟性のなさ」を、わずかなオプション料金でカバーできるメリットは非常に大きく、セール価格のチケットと組み合わせることで賢く旅を構築できます。
3.カスタマーサポートの優先対応

意外と知られていないメリットが、Trip.comのカスタマーサポートにおける「優先権」です。エアフレックス購入者は専用の優先ラインを利用できるため、連休中や災害時など、電話やチャットが混み合う時期でも素早くオペレーターに繋がります。
旅先でのトラブルは1分1秒を争うことが多いため、待たされるストレスなくプロの助けを借りられるこの特典は、特に海外旅行に慣れていない方にとって非常に心強いバックアップとなります。
Trip.comのエアフレックスのデメリット

メリットが多いエアフレックスですが、魔法の杖ではありません。以下の注意点を理解していないと、いざという時に「損をした」と感じる可能性があります。
1.エアフレックスの代金は返金されない
勘違いしやすいのが、料金の扱いです。エアフレックスを利用して航空券をキャンセルした場合、戻ってくるのは「航空券代金のみ」です。
エアフレックスを申し込む際に支払った「オプション料金」は、いわゆる掛け捨ての保険料と同じ扱いになるため、返金されません。キャンセルしたとしても、オプション料金分は必ず手出しになることを理解しておく必要があります。
2.変更後の運賃差額は自己負担
エアフレックスで「変更無料」となるのは、あくまで「変更手数料」の部分です。例えば、3万円の航空券を別の日に変更しようとした際、新しい日程の航空券が4万円に値上がりしていた場合、その差額の1万円はユーザーが支払う必要があります。
手数料はゼロになりますが、航空券自体の価格までは保証してくれません。そのため、変更を検討する際は、変更後の便が現在の予約よりどれくらい高くなっているかを事前にチェックすることが重要です。
3.予約完了後の「後付け」はできない
エアフレックスは、航空券の予約・決済と同時に申し込む必要があります。一度予約を確定させた後に、「やっぱり不安だからエアフレックスを追加したい」と思っても、後から付帯させることは不可能です。
この仕様があるため、予約時の「ポチる瞬間」の判断がすべてとなります。迷った場合は、その旅の確実性がどれくらいあるか、もし行けなくなった時に数万円をドブに捨てる覚悟があるかを天秤にかけて判断するようにしましょう。
【比較表】Trip.comのエアフレックスで何が変わる?

エアフレックスを付けるかどうかで、トラブル発生時の対応にこれだけの差が出ます。以下の表で、あなたのケースに当てはめてみてください。
| 項目 | 通常の航空券 | エアフレックス付き |
| 自己都合キャンセル | 原則返金なし(または少額) | 航空券代金が全額返金 |
| 日程の変更 | 高額な手数料 or 買い直し | 1回のみ手数料無料 |
| 受付期限 | 航空会社規定(数日前〜前日) | 出発の2時間前まで |
| サポート対応 | 通常順次対応 | 優先サポート適用 |
この表からわかる通り、エアフレックスは「変更・キャンセルの自由度」を劇的に引き上げます。特に、通常なら1円も戻ってこないLCCの最安値プランにおいて、全額返金の権利を得られるのは非常に強力です。
一方で、JALやANAなどのフルサービスキャリアで、元々変更可能な高い運賃クラスを予約している場合は、エアフレックスを重ねて付ける必要性は低くなります。
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Trip.comでエアフレックスを使ってキャンセルする手順

いざという時、慌てずに操作するためのステップを解説します。
1. アプリまたはWEBの「予約詳細」へアクセス
Trip.comにログインし、「マイページ」から対象の予約を選択します。エアフレックスが適用されている予約には、画面上に「Air Flexibility適用」といったラベルが表示されています。まずは自分の予約が間違いなく対象であることを確認しましょう。
2. 「キャンセル」または「日程変更」を選択
画面下部にあるボタンから、希望する操作を選びます。
- キャンセルの場合: 払い戻し予測額が表示されます。ここにはエアフレックス料金が含まれていないことを確認し、実行します。
- 日程変更の場合: 新しい希望の便を選択します。この際、変更手数料が「0円」と表示されていることを確認してください。
3. 差額の確認と最終確定
日程変更を選んだ場合、新しい便の価格が元の便より高ければ差額決済へ進みます。安くなる場合でも、差額の返金は行われないのが一般的です。内容に間違いがなければ「確定」を押し、手続き完了メールが届くのを待ちます。
4. 完了通知の確認
手続き後、数分以内に登録メールアドレスへ「予約変更完了」または「キャンセル受付」のメールが届きます。これが届かない場合は、反映されていない可能性があるため、速やかに優先サポートへ連絡しましょう。
Trip.comのエアフレックスに関するよくある質問

Q1:航空会社都合の場合はどうなりますか?
A: 台風や機材故障などの航空会社都合による欠航時は、エアフレックスの有無に関わらず、航空会社の規定により全額返金されます。
Q2:変更やキャンセルは無料になりますか?
A: いいえ。エアフレックスの無料特典は「1回限り」の使い切りです。一度日程を変更してしまうと、その後の再変更やキャンセルには航空会社規定の通常手数料が発生します。
Q3:ホテル予約にもエアフレックスは適用されますか?
A: いいえ、エアフレックスは航空券専用のサービスです。ホテルに関しては「キャンセル無料」と記載されたプランを選ぶことで、同様の柔軟性を確保できます。
Q4:新しい便に引き継がれますか?
A: 引き継がれません。一度特典を行使して便を変更すると、新しい便は「エアフレックスなし」の状態になります。そのため、2回目の変更が必要になった場合は、通常の高い手数料を支払う必要があります。
エアフレックスが必要な人と不要な人は違う!

Trip.comのエアフレックスは、「旅行の確実性が80%以下」と感じるなら、迷わず付けるべき価値のあるオプションです。
- 付けるべき人: LCC利用者、出張の可能性がある人、小さな子供連れ
- 不要な人: 変更可能な運賃で予約する人、絶対にその日程で行ける自信がある人、航空券が非常に安く(数千円など)
旅行の総額とリスクを天秤にかけ、賢く活用してストレスフリーな旅を楽しみましょう!